こんにちは!ドッグスリング専門のervaの黄瀬(きせ)です。ervaで一時預かり中だった、保護犬マロさん(推定11歳)が、この度無事卒業しました!これまでの経緯については、はぴねすDOGさんのブログでご覧いただけます。
11月16日から里親さんのトライアル期間がはじまり、ついに、12月12日に正式譲渡が決定しました!(パチパチパチパチパチ)レスキューしてから、ervaで1年暮らし、やっとやっと幸せを掴むことができました。
レスキューの経緯
マロは、車の中で兄弟達と暮らしていたところ、たまたまその現場に入った保護団体さんにレスキューされました。なぜ車での中で暮らしていたかは不明です。
はじめて会った時のマロの身体はガリガリで、体に触れると肋骨がはっきりと分かりました。非常に気が立っていて、とにかく吠えまくり、ハーネスをつけようとすると噛むので、お散歩も一苦労でした。さらに、ご飯を器に入れると誰かに盗られまいと殺気を放ちながら一瞬で完食し、途中で器に触ろうものなら唸り、時には噛みにきていました。
普通の生活に慣れよう大作戦
長年特殊な状況におかれていたマロさん。新しい家族に出会うまで、「普通の生活」ができるようervaでしっかりリハビリをします。家の中で人と過ごしたり、リードやハーネスをつける練習をしたり、お散歩に行って外に慣れることが重要です。わたし達の日常の当たり前が、保護犬にとっては当たり前ではありません。
「さぁ、これからマロにとことん付き合うぞ!!」
「普通の生活」に慣れる期間はわんこそれぞれ違います。今まで9頭の子がervaから卒業しましたが、なんとマロは1週間ぐらいであっという間に慣れ、なんとerva史上最速記録を叩き出しました。
慣れれば、一緒に旅行も行きます♪
実はマロは人が大好きで、甘えた坊主だった
出会った時のある意味殺気立ったマロから比べると、彼は180度大変化をしました。変化というかもともとの性格が出たのかもしれません。今では人が好きすぎて体をクネクネさせながら「撫でたまえ」と永遠に要求してきます笑
当初はハーネスをつけようとすると噛みにきていましたが、今はハーネスをつけようとすると、ひっくり返ってお腹を見せます。ある意味、ハーネスの着けにくさは以前と変わりません笑
もう、ご飯中に器を触っても唸りませんし、ご飯を食べる時も誰かに盗られるという焦りは微塵も感じません。
マロは大小関わらず、ボールが大好きなことも判明しました!
マロにとって最高の家族が見つかりました
ervaでの暮らしが1年続いたマロさん。一時は「もうervaの子になるか」と考えていた時もありました。でもでも、本当に待った甲斐がありました!!!
新しいご家族の方はもうマロにメロメロ。マロは愛のメロメロシャワーをいっぱい浴びています。ervaから卒業する日に持たせた、大好きなサッカーボールは、新しいご家族と遊びすぎて、到着後2日ほどで穴が空いたそうです笑。
マロが旅立った後のervaは、小さなマロの騒がしさがなく少し静かです。嬉しさもありますが、正直寂しい気持ちもあります笑 でも、そんな気持ちがぶっ飛んでしまうぐらい、マロだけの家族が見つかったことの喜びの方が大きい今日この頃でもあります。
これまで応援していただいた皆様、本当にありがとうございました!マロは新しい家族の元でしあわせいっぱいに暮らしています!!